日本では、
風邪をひくと
・病院に行って、お薬をもらう
・もしくは、市販の薬を飲む
というのが、
常識となっていますよね。
でも、海外の事情は
ちょっと違っています。
———
私もコドモを持つ母なので、
小児科に通ったことは、何度もあります。
そのたびに、
鼻水どめや咳どめ、
解熱剤なんかと一緒に、<抗生剤>を渡されました。
みなさんも、
きっと、同じような経験があるかなぁと。
病院に行くと、
症状に合わせたお薬と抗生剤がでる。って
ごく普通に、感じられるかもしれませんが
これは、世界的にみると、
少し変わったことなのです
わたしも
「ただの風邪で、なぜ<抗生剤>??」
っと、
質問しようかと思ったけれど
コワそうな先生だし・・・
忙しそうだし
小心者で言えなくて、
いつも、モヤモヤしながら帰ってきたこと覚えています。
でもね、あるとき、
その答えが
病院の壁に貼ってありました。
それによると、
小さな子供の疾患の原因を
全て調べるというのは、カンタンじゃありません。
(これは、おとなもですよね・・・)
そこで、抗生剤を使うことで
リスクを減らしています。
と書かれてました。
う~ん(^-^;
風邪の原因のほとんどは、ウイルスによるものです。
だから、抗生剤は効きません。
ただ、
同時に、何か別の感染(細菌ね)を
おこしている可能性は、確かにあると思います。
では
その感染に、必ずしも抗生剤が必要なのか?
と考えると、これまた疑問です。
だって、
そもそも、私たちのカラダには
沢山の細菌がいるわけですし
悪さをする細菌が増えすぎたとしても
多くの場合は、
自分のチカラでやっつけることが出来ます。
何より
いろんな菌と出会うことによって、
免疫システムが成長していくものなのだから
その自然の摂理を
ひっかきまわすのは、
あまり良くないよね・・・。と私は感じています。
そして、
こんな調査結果もあったりします。
—–
小さな子どもの喘息やアレルギーは
抗生剤を入れた頻度によって、発症率が高まっている。
—–
これは、
カラダのルールを考えると、
年齢の低い子供ほど
おこることだと、私は思っています。
そして、前回も書いたけれど
抗生剤によって崩された、
腸内細菌(フローラ)のバランスは
元に戻るまでに、
3~6ヶ月ほどかかってしまう。
腸には、私たちの免疫の約8割が
存在していると言われていますが、
それは、腸内細菌と深く関わっています。
だから、
腸内細菌バランスが崩れるってことは
その間、
免疫という防衛隊が手薄になっている。
とも言えます。
極端なことを言うなら
警官の8割が、
海外旅行中みたいな状態です。
もし、その間に、
大きな事件が起こったら、もうパニック
それと同じことが、
カラダにだって起きるのです。
つまり、その期間に
<新しい感染症に罹るリスク>だって高いということ
そうやって、
また新しい状況が起こったら
あらたな抗生剤を飲むことになって・・・
腸内細菌は、またリセットされて・・・
もう、エンドレス。
これでは
どんどん、腸内の環境は乱れ
免疫も低下していきます
今の季節だと、
インフルエンザのリスクも、ぐんと高まりますよね。
こうやって文章にすると
スルスル書けるけれど、
ホントはね、
これって、とっても怖いこと。
実際、欧米では、
風邪をひいた子供に抗生剤を与えることは、
ほとんどないそう。
抗生剤どころか、
<風邪薬>自体が、
ほぼ処方されない国も沢山ありますし、
「そもそも風邪に薬は要らないよね。」
ということから
健康保険の対象外となっている国も多いそうです。
そのため、
風邪をひいて病院に行っても、
「おうちで、ゆっくり寝ててね」
と言われておしまい。
ママにとっては、
お薬という応援をもらえなくて
きっと、心配極まりない状況だけれど
子供たちは、こうやって少しずつ強く、
たくましくなっていくのだと思うの。
もちろん、
誤解のないようにお伝えしたいのは
お薬や抗生剤を全くとらない。
ということでは、ありません。
必要な時には、取り入れる。
それは、とっても大事。
でも、
それだけ強いパワフルなお薬だからこそ
「ここ!っという時に、ちゃんと効くように、とっておこう。」
という海外諸国の考え方は
すごく、まともに思えるのは、私だけでしょうか??
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