世の中には、
いろんな種類のお薬がありますが
「これは、できるだけ避けたいなぁ」
と思うひとつが、<抗生剤>です
以前に、
息子がマイコプラズマ肺炎になり
抗生剤を使ったという記事を書きました。
(記事)
マイコプラズマ肺炎へのアロマケア
その時には、
私なりに色々調べつつ
果たして、
今、抗生剤を使ったほうが良いのか?
現状(症状)と
抗生剤を、今使うメリット
そして、
使うことでおこるデメリット
その両方を天秤にかけながら、悩みました。
結果、あのときは
使ってよかったと思っているのですが
<抗生剤は、気軽に取り入れるものではない>
というのが、私自身の考えです。
ところで、
お薬をもらった際に
一緒に渡される説明書をみると
そのお薬が、どんなもので、
どんな作用(メリット)があって、
どんな副作用(デメリット)があるのかが、書かれていますよね。
抗生剤の場合は、
悪さをしている細菌をやっつけるよ(メリット)
でも、そのかわりに
下痢、吐き気、食欲低下、腹痛などが起こるかもしれないよ。(デメリット)
と書いてあります。
そして、
細菌をやっつけると書いてあるけれど
【標的の細菌のみをやっつけるよ。】
とは書いていません。
今回の、
我が家の例でいうと
マイコプラズマという細菌をやっつけたくて使った抗生剤
でも、残念ながら、
マイコプラズマ菌にだけ作用する
な~んて都合よくはいかず
カラダのなかにいる
<細菌>全てに働きかけます。
<細菌>と聞くと、
カラダにいて欲しくないもの
できるだけ、いない方が良いもの
そう思う方も、少なくないかもしれません。
これは、
CMなどの影響が強いのかなぁと思うのだけれど
私たちが細菌にもつ、
嫌なイメージって
たぶん、とっても偏っていて。
ホントはね、
多くの細菌たちは、
おぎゃ~っと、
この世に生まれてからずっと、
私たちのカラダと、
けっこう仲良く暮らしていて
邪魔をするどころか、
消化や免疫(防御)など
私たちのカラダの大切な営みを、
サポートしています。
抗生剤を使うということは、
そんな大切な細菌たちも、
一緒に攻撃してしまうということ・・。
ところで、カラダのなかで、
特に菌が多い場所といえば<腸>ですよね。
腸の中にいる細菌の数は
諸説あるけれど
約100兆個(数百種類)
といわれています。
いわゆる、
腸内フローラと呼ばれるものです。
人によって
どんな種類がいるのか?
どのくらいの数なのか?
などは、個人差があるようですが、
いずれにしても、
抗生剤を使うことで
腸の中に住んでいた細菌達は排除され、
結果として、腸内環境のバランスは、大きく崩れます。
そして、
それが、元に戻るには
最低3ヶ月。
一般的には、6ヶ月ほどかかると言われています。
(諸説あります)
一度使ったら、
半年かかるなんて長いですよね・・・。
ほんとにね、
おっきなメリットと
おっきなデメリットが
セットになっているのが、抗生剤なのです。
さて、そんな抗生剤ですが、
小児科や耳鼻科では、よく出るお薬のひとつ。
例えば、
風邪をひいて小児科に行き、
そこで、もらったお薬を飲んだけれど
その後、
副鼻腔炎や中耳炎にもかかってしまい
今度は耳鼻科に行って、違うお薬を飲むことになった
なんてケースはよくあることです。
そして、
どちらのお薬にも抗生剤が含まれていることも
すごく一般的。
そうなると、
カラダにとっては、ダブルパンチです。
それでもカラダには、
ホメオスタシスと言って、
常に、良い状態に戻ろう♪
という機能があって
悪環境のなかであっても、
なんとかバランスを維持しようと頑張ります。
そして、
戻ろうとするそのチカラは
小さなコドモほど強くって
多少、お薬を飲んだとしても、
少しずつ、少しずつ、元に戻ろうと努力してくれます。
でもね、
それにも、やっぱり限度があって
あまりに長く続いたり、
なんども繰り返していくと
戻すチカラさえ、減っていきます。
すると、
高かったはずの免疫力は、
いつも低い位置でキープされ
体温は低く
風邪にかかりやすくって・・・
風邪にかかると、
中耳炎や副鼻腔炎を再発しやすくって・・・
また、お薬を飲むっていう、
スパイラルに、はまってしまいがち。
そんな風に考えると
やっぱり、気軽に飲むものではないなぁと思うのです。
とはいえ、
病院に行くたびに出る抗生剤
どうしたものかと悩むママも
きっとね、多いと思うのです。
そこで、次回も
抗生剤がカラダにすることについて、
もう少し書いていこうと思います。
————
1月下旬 募集スタート
お薬に頼らない
鼻水・鼻づまり・アレルギー性鼻炎のための自然療法メールセミナー