こんにちは。栗原智子です。
<連載>アロマのきほんシリーズ
前回★は、
ラベンダーの香りで落ち着いたり
オレンジの香りで、なんだかホッとしたり
香りを感じると、
気分が変わったりするけれど
そんなときには
脳にも変化が起こっていて
それが、自律神経やホルモンのバランスにも影響するんだよ~。
というお話でした。
今日は、更に
<精油の持つ薬理作用>について、少しご紹介してみようと思います。
まず、
そもそも<薬理作用>って??
普通に生活していると、あまり聞かない言葉ですよね(^-^;
薬理作用とは
薬物が、生体(カラダ)に及ぼす作用のこと
<コトバンクより抜粋>
え?アロマって薬(薬物)じゃないし・・・。
なのですが、
長くの間、
植物はお薬としても使われてきました。
最初は、
植物そのものを使っていましたが、
少しずつ技術が発達するにつれて、
今度は植物のなかの、
ある成分だけを取りだして使うようになり、
もっと技術が発達した今は、
石油などから化学合成して作ることが出来るようになっています。
でも、そんな風に
化学合成する技術が進んだのは、
この100年ほどのお話です。
さて、話を戻し、
植物の中には、色んな種類の、
とっても小さな成分が沢山詰まっています。
例えば、
ラベンダーという精油があるけれど、
ラベンダーという成分はありません。
デパートって、
洋服屋さん、靴屋さん、かばん屋さん、
化粧品屋さん、雑貨屋さん、食料品店、喫茶店、etc
色んな種類の個性的なお店が集まって、
ひとつの、○○デパートを作っていますよね?
ラベンダーも同じで、
たくさんの種類の成分が集まった結果
あのラベンダーの香りになっているのです。
それから、
ラベンダーと言えば、
ゆったり、リラックスさせてくれる働きが有名ですが、
それは、ラベンダー精油に
<鎮静作用(神経系を鎮静させ、落ち着かせる働き)>があるから。
良く眠れると言われるのは、
<誘眠作用(眠りを誘う働き)>を持っているから
それから火傷時に使うと、
あの独特な痛みを和らげてくれたり、
火傷の傷を早く治してくれたりするのですが、
これもね、
<鎮痛作用(痛みを和らげる働き)>や
<瘢痕形成作用(傷を治癒する働き)>
などがあるためです。
この、○○作用と呼ばれている働きを、
いわゆる<薬理作用>と呼びます。
今回は、ラベンダーを例に挙げましたが、
どの精油もそれぞれにオリジナルな薬理作用を持っています。
なので、アロマセラピーでは
どの精油がどんな働きを持っているかを知ることが出来れば、
精油の持つ薬理作用を上手に使いこなしていくことができます♪
っと、今日は薬理作用のお話でした。
できるだけカンタンに、手短にと思いつつ、
全然カンタンでも手短でもなくなっちゃいました(^-^;
次回は、
じゃあ、その薬理作用を、カラダのどこから取り入れたらいいの?
というお話です。
ではでは!
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