人間は、
ほかの動物たちと比べると
ずいぶん長い間、
ママのお腹の中でおおきくなります。
パンダの赤ちゃんなんて
どうしてあんなに大きなカラダから
あんなに小っちゃく産むのかしらぁ?
「お産、楽そうだなぁ」と
ちょっと、うらやましくもある反面
「もう少し、大きく育ててから出してもいいんじゃない?」
と思ったりもします(笑)
(大きなお世話です・・・)
さて、
しっかりと成長をしてから
やっと、この世にでてくる人間の赤ちゃんですが
それでも、赤ちゃんのカラダは、
大人のようには機能していません。
赤ちゃんにとって、
この世は、はじめての連続。
はじめての肺呼吸からスタートして
口から栄養を摂って、
うんちにすることだって、はじめての経験
お腹の中ではみなかった、
菌やウイルスと出会うことも増えます・・・
赤ちゃんにとって、
生まれてからの数年間は、
いろんな<はじめて>が
ドドドっとやってきて
戸惑いながらも、少しずつ外界に慣れていく時間
だいたい、2~3年くらいかけて
「これは危険なものだね」
「これは、安全」
「こういうのが入って来たら、こうするんだよね」
etc・・・
そうやって、一個一個
学んでいくのが、
いわゆる、赤ちゃんから幼児期の大事なお仕事
出会って、試して、学んで、
出会って、試して、経験して
ただただ、
その繰り返しなので、
この時期は、ママの目線でみると
乳児湿疹をスタートに
あまり、ありがたくない、
発熱や皮膚の症状などが
いっぱいおこりますよね。
でも、それらは
赤ちゃんが一人前の人間として
大きくなっていく過程では、
とっても大事なこと。
私たちだって、
みんな、そうやって大きくなってきたのです。
また、免疫という視点からみると、
生まれたての赤ちゃんは、
自分と自分以外の区別が、まだつきません。
よく赤ちゃんが
自分の手を、不思議そうに見ていたリ
口に入れようとしたりするけれど
「それは、まだ
<自分の手>という認識がないから
そうやって、トレーニングしているんだよ」
と聞いたことがあります。
カラダのなかも一緒で、
自分と自分じゃないもの
生きるために必要なもの、
あっていいもの、
危険なもの、
そんな区別が、最初はつきません。
だいたい、生後2ヶ月頃から
少しずつ、<自分>という感覚が生まれてきて
ちゃんと区別できるようになるのは、
2~3歳になってから。と言われています。
予防接種も、
「できるなら、その期間が過ぎてからの方が
ダメージが少ないよ。」
とよく言われているのも、そのためです。
2~3歳を過ぎるころからは、
だいぶ、一人前になってきて
自分と自分じゃないものの区別も、ずいぶんついてきます。
と同時に
今までだったら、
ぼ~っとして気がつかなかった異物にも
「あれ、こいつ、なんでいるの?」って
強めに反応しだすのが、このころ。
そういえば、
魔の二歳児
第一次反抗期とよばれるのも
このころですね。
ココロのレベルでも、
カラダのレベルでも
<自分>という存在が
少しずつ、しっかりしてくる時期なのでしょうか。
そんな2~3歳から
もう少し先の時期は
赤ちゃんだった時代とは、
また違った<症状>が出やすくなって
ママがオロオロすることも増える頃。
アレルギー性鼻炎や喘息などの
アレルギー症状が、出やすくなるのも
この時期が多いです。
それは、ある意味では
カラダの成長でもあって
「今、このカラダのためには、どうすることが一番いいのかな?」
そうカラダが考え、
判断できるようになってきた証拠でも、あるのだと思うのです。
(ある意味では・・・です)
そして、
ここで出てきた反応は
そうだなぁ、
多くの場合、
小学校の高学年~中学生
いわゆる思春期と呼ばれる時期になると
少しずつ出にくくなっていくことが多いです。
(もちろん、個人差はあります)
そういえば、この思春期は
第二次の反抗期ですね!!
症状の出方が変わる時期と
反抗期が一緒なのは偶然かなぁ?
ココロとカラダ、
そうやってみていくと、また面白いですね^^
という具合に、
こども時代には、その成長にあわせて
カラダの反応も、でやすい症状もかわります。
ただ、多くの場合、
こども時代は、
症状の出方が濃密で(に見えるだけですが・・・)
目まぐるしいことが多く
そのたびに、
ママのココロは揺さぶられてしまうことも、多いものです。
なので
<こどものケア>をする際には
いつ頃にどんな症状がでやすくて
それは、どんなカラクリからで
いつ頃になると、でにくくなるのか?
もちろん、個体差はあるけれど
ある程度の目安がみえてくると
ケアをする方としては、
なんだか、とても安心します。
そんなことから、
明日まで募集中のこどものホームケア講座では
こどものカラダの成長と
症状のタイミングについても、
取り上げています。
なんかね、
知ると、新たな視点ができて、
いろいろ面白いですよ。
こどものお薬と病院通いを減らしたい
ママのためのホームケア講座
※ご自宅で、受講できます
(メール&一部動画を使います)