お薬に頼らない、暮らしと子育て
栗原智子です。
加湿器に、精油を加えても大丈夫ですか?
という質問をよくいただきます。
乾燥してくる冬の時期、
加湿器を利用するご家庭も多いのでは?
蒸気が出ている様子は、
精油を香らせるための機械(デュフューザー)に似ているし、
入れてみても、いいかなぁ?
香りも一緒に楽しめそうだなぁ。
って、思いますよね
実際、精油を入れても大丈夫ですよ~。
と、掲示している加湿器もあります。
ただ、多くの場合、
精油を直接入れてよい設計にはなっていません。
精油は脂溶性
水には溶けこまない性質なので、
均一にならず、一部だけ高濃度になるんですね。
一方、加湿器の素材のほとんどは
プラスチック製なので、
精油の種類によっては
加湿器表面を溶かしてしまったり、
目詰まりなど故障の原因にもなってしまいます。
それについては、
以前、こちらでも取り上げました
▼プラスティックを溶かす精油はどれ?
「精油またはエッセンシャルオイル」を使っていいよ。
と、しっかり表示している加湿器以外には、
精油は入れない方が安全です。
また、最近は
<水溶性アロマ>がつかえます。
という、
表示のある加湿器もよくみかけます。
水溶性のアロマ?!
精油はもともと脂溶性です。(水に溶けないのですね)
ですが、
乳化剤を加えることによって、
水に溶け込むようにと、
人工的に作られたアロマがあります。
それだと、均一に薄まるので、
先ほど挙げたようなトラブルは、
起こりにくくなるようですよ。
ただ、乳化剤が入っている精油は、
通常の精油ではありませんから、
香らせる以外の使い方
たとえば、
皮膚につけたり、
お風呂に入れたりは、
私だったらしないかな。
そう思っています。
もし
一般的な精油を香らせようと思ったら、
やっぱり、専用の道具を使った方が安全です。
それはまた、
別の記事でご紹介しますね。
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