お薬に頼らない暮らしと子育て
栗原智子です。
講座ではいつも、
精油や精油を使ったグッズの保管には、
プラスティック容器はオススメできません。
基本はガラス製が安全です。
とお伝えしています。
プラ容器は、
軽くて、割れる心配もなく、便利
百均でも売っていて、
誰でもカンタンに買える
何より安い!
なのに・・・
「どうしてダメなの~??」
って、
疑問に思ったこと、ありませんか?
NGな理由を一言でいうなら、
プラスティック素材が、溶け出す恐れがあるから!
例えば、
スーパーなどでお肉・お魚がのっている、
発泡スチロールのトレイにも
プラの表示がありますよね。
あれは、
ポリスチレン(PS)という種類の、プラスティックです。
ちょうど、発泡スチロールの箱があったので
実験くんです。
フタの厚みは、3センチほど
結構しっかりした、箱です。
ここに、6種類の精油を、
それぞれ5滴ずつ垂らしてみました。
今回使ったのは、この6種
・オレンジ
・マンダリン
・フランキンセンス
・レモングラス
・ティートリー
・ユーカリラディアタ
6種類の精油を選んだ基準は、
<リモネン>という成分の量
発泡スチロールを溶かす、リサイクル工場では、
実際に、リモネンを使っているそうで。
オレンジ精油には、
そのリモネンが、90~98%ほど含まれています。
つまり、
オレンジの精油のほとんどは、
リモネンという成分でできているということ!
では、
リモネンがもうちょっと少なめの精油なら、どうかな?と
( )内は、精油全体の成分に占める、リモネンの量です。
・オレンジ (90~98%)
・ベルガモット (20~45%)
・フランキンセンス (10~20%)
・ユーカリラディアタ (2~10%)
・レモングラス (微量~10%)
・ティートリー (1~2%程度)
下の方の精油は、
リモネン量がとっても少ない!
それだと、溶けないのかな??
ということで、
実際に、垂らしてみました!
垂らすと直ぐに、
シュワシュワしながら、溶けはじめます。
10分経過
オレンジ(左) ベルガモット(真ん中) フランキンセンス(右)
ユーカリラディアタ(左) ティートリー(真ん中) レモングラス(右)
あれ、意外と、差がない!!
と、いうことは、リモネン量の多い、
柑橘系だけ、プラ素材を避ければOKとも言えないようですね。。。
ちなみに、10滴量では、穴が開いたよ
ところで、
そもそもプラスティックといっても
色んな種類があります。
主だっては
・ポリエチレンテレフタレート(PET)
ペットボトルに良くつかわれるタイプ
・ポリエチレン(PE)
高密度のタイプ:バケツや洗面器など
低密度のタイプ:ポリ袋、食品容器など
・ポリプロピレン(PP)
キッチングッズ、バスグッズなど
・ポリスチレン(PS)←今回使った素材はコレ
テレビ等の家電の素材として
発泡タイプは、発泡スチロール製のトレイや箱として
etc・・・
ぜんぶに、
<ポリ>がついてて、なんともややこしい(^-^;
これ以外も、
細かく出すと、もっといっぱいあるようです。
で、それらすべてが、
精油とくっつくと、
しゅわしゅわ~っと、溶け出しちゃう訳ではありません
ただ、
目に見えないところで、
溶けだしていく可能性、リスクは十分にあると私は思っています!
どうしてそう思うかというと、過去、
私の定規が、精油で溶け出しちゃったことがあったから!
長くなったので、
この続きは、コチラに書きました!
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