先日の記事★では
【抗生剤をとることで、
カラダのなかにいる細菌たちのバランスが崩れるよ】
というお話をしました。
でも、実際のところ、
腸内細菌やフローラといわれたって
見えないし、ピンときずらいですよね。
そこで今日は
ちょっと違った目線で
私なりに噛みくだいてみたので、
良かったら、お付きあい下さいね。
———
街(腸)には、
色んな人(腸内細菌)が住んでいます。
みんなそれぞれに個性があって
お仕事や生活スタイル、
それに考え方や性格なんかも違っています。
もしかしたら、その中には
ちょっと攻撃的な人(細菌)や
相手に危害を与えちゃうような人(細菌)も、
いるかもしれませんが、
街(腸)というコミュニティの中では、
お互いに関わりあって
なんとなくバランスをとりながら、暮らしています。
よく、よその街に行くと
「ああ、自分の住んでいるところとは、
ちょっと違う雰囲気だなぁ。」と感じたりしませんか?
腸内細菌も同じで
人それぞれ、
住み着いている細菌の種類や比率には
オリジナルな個性があるそうです。
そして、
その個性が、そのまんま
体質や、疾患、行動、性格にまで、
影響を与えている
そのため
腸内細菌の比率が変わると、
行動も性格も体質も変わったり、
病気が、一気に改善したり。
ということが起こるそうです。
不思議・・・。
でも、確かに、
日本は島国なので、あまり実感がないけれど
もし、多人種国家の国ならば
住人の比率がグルんと変わったら、
街の雰囲気も大きく変わりそうですものね・・・。
さて、
そうなってくると、気になるのが
自分の腸内状況。
そんなに、大きな影響があるなら
ぜひに、整えておきたいものです。
腸内環境に影響を与えるものって
日々の生活のなかに、沢山あります。
・お肉を食べるか、野菜を食べるか。
・添加物はどのくらい?
・ストレスはある?
・自律神経のバランスはどう?
・どんな種類の甘いものが好き?
・油はどんなの摂ってる?
・楽しめている?
・運動してる?
とか・・・
挙げていったら、キリがないほど。
いわゆる
<日常生活が、そのまんま影響する>。
って、ことです。
でもね、
腸内細菌に、
一番、影響を与えるものは別にあります。
それが、<抗生剤>
これは、何よりパワフルに、
ごくあっさりと、腸内細菌のバランスを崩します。
それ以外の要因は、
「今日は、何を食べた?」とか、
「今日は、ストレスフルだった」
「今日は、野菜いっぱいだった」
とかね、
日々ちょっとづつ変わることが多くって
言ってみれば、
毎日<綱引き>をしている様なものです。
でも、
抗生剤は、綱引きなんて可愛いものではありません。
腸の難病で、
治療法がないと診断された方に対し、
<腸内細菌を、まるっと入れ替える>
という、治療があるのですが
それをすると、
一気に<病状が改善>するのだそうです。
でもね、
その<まるっと入れ替える>前の
2週間くらいは、抗生剤を飲み続けるのだとか。
その期間に
自分本来の、腸内細菌を
最小限にまで減らしておいて
そのうえで、
<別のバランスの取れた菌たちを送り込む>
という訳です。
これってつまり、
抗生剤を使って、
街の住人を追い出して、
街をすっからかんにして、
それまでとは、全く違う人たちを
街に住ませるっていうこと。
そりゃあ、街の雰囲気も機能も変わるよね。
・・・
抗生剤を2週間飲んだら、それが可能。
つまり、約2週間で
おおよその腸内細菌たちは、死んでしまう。
ということですよね。
(ある種の抗生剤に耐性のある菌もあるので、すべてではありません)
この場合は、
治療だからいいけれど
これほどまでに、腸内環境に影響を与える
<抗生剤>
やっぱり、
甘く見ちゃいけないなぁ。と思うのです。
だけど、実際には
風邪をひいて病院に行くと
毎回でてくるのが抗生剤
それって、どういうことだろう・・・。
次回は、
そのあたりに少し触れてみようと思います。
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