こんにちは。
お薬に頼らない、暮らしと子育て
栗原智子です。
Q. 精油って、カラダの中にも入ってくるの??
はい。
カラダに使った精油のうち、
いくらかは体の中に入ってきます。
どこから?
かというと、主にはこんなルートから!
<呼吸器ルート>
香りの成分は目には見えないけれど、
空気中に漂っています。
これは、お魚を焼いた匂いとか、
カレーの匂いとかをキャッチするのと同じ原理(^_-)-☆
匂いを感じる=香り分子が空気に混ざっているということです♪
その香りが溶け込んだ空気は、
息を吸うと、肺まで送られ、
酸素と二酸化炭素の交換の際に、
ちゃっかり、一緒になって血流の中に入り込んで行きます。
血流に入りこむ=全身どこにでも行く可能性があるということです!!
<皮膚・粘膜ルート>
マッサージ用の植物油に精油を混ぜて、
皮膚に塗ったり、マッサージすると、皮膚の表面からじんわ~りと奥に入り込み、
その一部は毛細血管にも入っていくことが判っています。
また、カラダの内側は、
鼻の中も口の中も喉も、表面はすべて粘膜でできてます。
そのため、例えば呼吸で取り入れた香り物質が、
肺まで届く前に、どこかの粘膜にピチャっとくっついて、
そこから侵入していくという可能性も大いにあります。
<口からルート>
皮膚や呼吸器からのルートは、使った精油の一部が入るよ~。という確率論!
でも、口から、つまり精油を飲んでしまったなら、
カラダのなかに入ってくる確率は、もちろん<100%>
なので、とても有効なルートではあります。
が、これについては、リスクもあるので、
私は、ホームケアではオススメしていません。
<鼻からルート(情報だけ届く)>
ただそこにいるだけで、
カレーや焼き魚の匂いって、わかりますよね?
これは、
呼吸と一緒に、香りの成分が鼻に入ってきて、
香りをキャッチしているから。
アロマでも、おんなじことがおこります。
が、今までの3ルート(呼吸器・皮膚・口)と違うのは
直接、鼻から香り物質が脳へと運搬されるわけではないこと。
痛い、とか、熱いなどと同じく、
物質ではなく、匂いの情報として届きます^^
以上が、精油の吸収・作用ルートです。
ちなみに実際に使う時には、
どこに、より働かせたいか? が大事!!
例えば、
・風邪でのどが痛いなら、蒸気吸入(粘膜ねらい)
・筋肉の疲労なら、お風呂上りに患部に塗る(皮膚ルート)
などなど
ルートを意識しつつ、使い分けていくと、より有効です^^
なお
これからアロマをはじめたい方には
こちらもオススメです。
アロマの基本はもちろん
「アロマを始めてみようかな~?」
と思った時に、ぶつかる疑問について、
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